新年度のプレゼンテーション講座は、参加者の関心が高かったメールの正しい扱い方を最初に取り上げます。
日頃から慣れ親しんでいるコミュニケーション手段。日本語で文字を入力して送信ボタンを押せばそれで事足ります。難しさを感じるというよりは便利さが際立つツールと言えます。
ところが、メールの相手が友人たちから大学の先輩へ、指導教官へ、さらには企業の人間へと変わると事情はすっかり変わってきます。1に書き方、2に言葉遣い、3に形式、つまりフォーマットが全然分からないのです。
そもそも書き出しは何とすればいいのか。「はじめまして・・」、何か友達ぽくてしっくり来ない。「日頃からお世話になっています・・」、はじめて書く相手には不自然。切り出せないからその先も出てこない、結びは何とすればいいのだろう、と悪循環に陥ります。
就職活動が始まった途端、大人社会の洗礼はメールの書き方というありふれた出来事で不安の幕を開けます。
そこで、今回の講座では次の点に注意を払いながら「これなら安心して送信できる」実践Eメールの書き方をマスターします。
目上の人に、友達に、先輩に、言葉の使い分けができるメールを書く
敬語は相手との距離感・人間関係を表す。上下・つながりが分かれば心配は無用
仲間に書くメールと企業へ出すものと先輩に書くものと、どこが違うのか。目上の人には敬語を使うのは知っていてもどの程度の敬語を使えば良いのか。知らずに使っていて失礼に当たるケースはどんな時なのか。それは、どれほど深刻なことになるのか。仲間内の言葉使いはなぜいけないのか・・。知っていないと、とんだ恥をかくことばかりです。
そんなことを参加者が書いたメールの中から拾い出し、ライブ形式で添削していきます。訂正箇所の指摘、正しい表現への修正、その理由付け。参加者全員の添削をしていきますので、様々なケースを同時に体験できるのも講義の特徴となります。
5月11日の講座では、参加者5人・12例を精査しました。
大学生ですから、メールの相手は圧倒的に仲間たちが多くなります。そうしたケースは今回は除外し、大学の先輩や教官、企業に勤めるゼミの先輩、ボランティア団体の役員、外部の目上の人、企業の営業社員など、自分たちが直接的にかかわる「目上の人たち」宛のメールを持ち寄ってもらいました。
経験量が乏しい大学生ですので文面に誤りがあっても不思議ではありません。知らないから間違える。これは当然のことです。しかし、それを不安に代えてはいけません。講座の目的はそこにあります。
ミスをしないためには、正しいと言われる使い方をマスターすれば良いだけのことです。分量はたいしたことありません。なぜならば就活生が直面する人間関係は構図がシンプルだからです。
今回の作業の流れ。
1.訂正箇所を赤線でマーク
→ なぜなのか考えよう
2.正しい表現は、このようになる
→ 添削・修正作業をライブで見る
3.その理由を解説
5月11日は、このように進めました。
具体的な文面と修正法は次回にご紹介します。
アサヒカコー株式会社
プレゼン教室 kobayashi@asahikako.jp
小林一郎 2012.05.12